雑穀の起源

雑穀の種類で言うと、日本で一番最初に栽培されたのは、ヒエと言われています。ヒエは東北だけではなく、北海道でも昔から栽培されていたと言われています。穀物の起源と人間の生活や文化は、世界の地域環境と関係していると言われます。インドを例にとると、小麦は地中海の生活文化を農耕文化として西側からインドに入ってきて、ナンニみられるような発酵されたパンが主食になりました。イネは東側からインドに入ってきて、手で揉んで食べるバートというごはんが主食になりました。また真ん中にあるデカン高原では、乾燥した気候でも育つ 雑穀が主食となりました。                 株式会社 農業経営研究所

            

雑穀の定義

雑穀の定義は、「稲、パンコムギ、トウモロコシという三大穀物以外の植物」という風に言われています。一般的に種を食べるもので基本的にはイネ科ですが、それ以外に弊社が軽米町で無農薬で生産している黒米や赤米、六条大麦やアマランサスなども雑穀として、扱われており、定義はあいまいです。学術的には、サバンナ気候の土地を起源に、その後栽培された、種の小さい一年生植物ということになります。また、雑穀とイネ、パンコムギ、トウモロコシとの違いは「種の大きさと数、穂の大きさと言われています。」三大穀物と言われている 稲、パンコムギ、トウモロコシは「タネを大きくする」という方向で人間が選択し、栽培してきましたが、雑穀はそれとは正反対のタネが小さいものがほとんどです。しかし雑穀は一般的に穂が大きく、古代から人々は雑穀のタネを食べて、茎や葉は家畜が食べていたと言われています。

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雑穀が世界を救う

世界の農作物生産者を品目別に考察すると、世界人口の3分の2にあたる40億人近くが、トウモロコシ、パン用のコムギ、イネを生産していると言われています。

広い面積で、輪作やブロックローテーションをせず、同じ作物だけを生産している状況、単一的な農業は、原種や種の多様性を損なってしまうことも事実で、在来種等をなくしてしまう原因にもなりえます。

その一方で、弊社のように 在来種を活かし、毎年種取りをして環境の変化に対応をしてきた無農薬雑穀栽培もあります。現在、世界各地で行われている 品種改良や遺伝子組み換えといった植物を人に従属させる農業と、雑穀の生産は違うということが言えます。

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雑穀栽培

軽米町で無農薬で栽培している、雑穀は収穫後の残差も、土に返します。実を刈り取り、残った葉や茎を天日で枯らした後に、細かく刻んで、ミミズと一緒に、土壌にすき込んでいきます。畑の微生物にエサとなるミミズを与え、土壌を良くしていきます。

発酵菌を外から与えるより、軽米町で育っている生産圃場の土着菌をミミズ等で活かしていく方が、土の地力があがり土は肥えていきます。

岩手県軽米町では、雑穀の生産において、麦、大豆、雑穀を順に作付する方法を取ります。具体的には、秋に麦をまいて越冬させ、収穫直前の初夏、麦の畝間に大豆を蒔き、麦を収穫して大豆をそのままにして秋に収穫し、畑を休ませて翌年の春に雑穀を収穫します。そして雑穀収穫後の秋に、また同じ圃場に麦を播きます。

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雑穀の違い

雑穀のイメージとして、ごはんに混ぜて一緒に炊く、つぶつぶしている色は黄色や赤色を想像しますが、軽米町で無農薬で生産していると、品種ごとにみな違います。畑での成長具合や、味も違います。

例えば、もちあわでは甘みが強く、卵のような味わいでとろみを活かした料理に向いています。ひえは白身魚の味に似ていて、身体を温める効果があるので、寒い日にはシチューなどに混ぜる方が多いです。

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