家庭菜園でよく栽培される野菜
誤解の多い家庭菜園
家庭菜園で栽培した野菜類は安全でおいしいと、一般的には思われていますけど、ここに大きな誤解があります。確かに自分で栽培した野菜類は栽培経過がよくわかっているため、本人にとっては安心感があります。ところが、安心と安全には大きな違いがあり、家庭菜園の場合、安全性はほとんど確認はされていません。一般に販売されている農作物は不特定多数の人々が食するため、安心感は別として、使用する品種、農薬、肥料等は厳密な試験が行われ、安全性が保障されています。
農薬の使用基準が守られているか
農薬を例にとってみると、野菜の種類やその栽培方法(露地、ハウス、雨除け栽培など)ごとに使用できる種類、濃度、散布位置や方法、使用回数、農薬散布後収穫までの日数などが細かく決められ、これを遵守した栽培されたものだけが販売することができます。また、野菜には熱を加えて調理するものと生で食べるものがあります。さらに、生で食べる野菜も、洗うだけと、皮をむいて食べるものがあり、残留する農薬は野菜の種類や食べ方によって大きく異なります。しかし、家庭菜園では少量・多品目で栽培されることが多いため、たとえば、農薬を調合すると、農薬登録のない野菜を含め、すべての野菜に散布されてしまう場合が少なくありません。農薬登録されている場合は、その農薬が作物ごとに安全に使用できる範囲が明らかにされているわけですが、その範囲外の他の野菜に散布されてしまうと、安全であるはずの農薬が危険な薬剤に変貌する場合もあります。農薬を使用して栽培する場合は、農薬の使用基準を守って散布することが大切です。
土壌改良の効果が実感できる竹酢液は、国産の竹の原料の産地がきちんと表示されていて、炭になる製法がきちんと説明されている商品です。
家庭菜園で堆肥として使用するミミズ堆肥は有機特殊肥料として注目されています。