家庭菜園 土壌微生物 3

家庭菜園 土壌微生物 3

菌根菌

火山灰土には活性アルミナ(酸化アルミニウム)が多量に含まれているため、こうした土壌でリン酸肥料を使用すると、アルミナと結合してリン酸アルミニウムとなり、土壌中に蓄積されてしまいます。リン酸アルミニウムは不要性物質で、水に溶けないため、せっかくのリン酸肥料を、植物は根から吸収することができません。このときに役に立つのがVA菌根菌です。VA菌根菌は植物の根に共生して、土壌中に菌糸を伸ばし、リン酸などのミネラルや水分を効率よく吸収して植物に与えます。菌根菌は、植物の根に共生する微生物の総称です。松の根に共生するマツタケは有名です。菌根菌は菌糸が根を包む外生菌根菌と、菌糸が根の内部で伸長する内生菌根菌(アプスキュラー菌根菌)に大別されます。外生菌根菌にはキノコ類があり、内生菌根菌にはラン類に共生するラン菌、ツツジ・シャクナゲ類に共生するツツジ菌、多くの植物に共生するVA菌根菌などがあります。菌根菌は野菜からエネルギーとして炭水化物の供給を受け、土壌中からリン酸やミネラルを集め野菜に与えるなど、野菜類と菌根菌は共存・共栄の関係にあります。菌根菌は一般的な土壌微生物との競合には弱い菌であるため、有機物が豊富で微生物活性の高い土壌には繁殖できません。また、肥料や農薬が多投入された圃場では繁殖しがたい傾向にあります。そこで、菌根菌を活性化するためには、栄養分をほとんど含まず、一般的な土壌微生物が繁殖しにくい資材を用います。

資材としてよく用いられるのは、竹炭やくん炭です。竹材や木材やモミガラを焼いたもので、栄養分はほとんど含まず、熱で殺菌されているので微生物もほとんどいません。更に、燃焼しやすい部分が燃え、もえにくい部分が残った多孔質であるため、競合に弱い菌根菌のシェルターなります。竹炭やくん炭は、10㎡あたり4~15kgを土によく混和します。菌根菌が共栄した野菜類はリン酸やミネラルの供給を受けて生育が促進されます。また、菌根菌の刺激で病害虫に対する抵抗性が誘導されます。

土壌改良の効果が実感できる竹酢液は、国産の竹の原料の産地がきちんと表示されていて、炭になる製法がきちんと説明されている商品です。

家庭菜園で堆肥として使用するミミズ堆肥は有機特殊肥料として注目されています。

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