家庭菜園 野菜の原産地

家庭菜園 野菜の原産地

地中海型野菜

地中海型気候は、冬に雨が多く温暖で、夏は暑く乾燥します。このため、秋に発芽あるいは萌芽して冬期間生育し、春~夏開花する野菜が生育します。家庭菜園の定番であるキャベツ、ブロッコリー、ダイコン、コマツナなど多くのアブラナ科野菜、ホウレンソウ、タマネギ、エンドウなどが含まれます。日本で栽培する場合は秋に播種あるいは定植し、春~初夏に収穫するのがベストシーズンとなります。

コマツナ、ホウレンソウ、ダイコンなどは、年間を通じて栽培できる品種や方法がそれぞれの野菜で開発されています。時期によって収穫物の姿は異なります。たとえば、夏のホウレンソウと冬のホウレンソウをくらべてみると、冬のホウレンソウは茎葉がしっかりしており、重量感があるのに対して、夏のホウレンソウは貧弱です。また、食味や機能性でも異なり、夏のホウレンソウに比べて、冬のホウレンソウは甘く、変異原性を抑制する力も強いと言われています。

湿潤熱帯型野菜

雨が多く、暑い地帯が原産地で、単日で花を咲かせる野菜類が多く、ナス、キュウリ、サトイモなどがあります。日本で栽培する場合は春に播種あるいは定植し、夏~秋に定植します。

キュウリは家庭菜園でよく栽培されますが、狭い畑を有効に使うため、ネット栽培(支柱を立て、これにつるをからませて栽培する)が多くなります。キュウリは単日で花を咲かせ、日の短くなる秋によく実をつけます。そのため、夏~秋の収穫が作りやすい作型となります。

乾燥熱帯型野菜

雨が少なく、暑い地帯を原産地とする野菜類で、スイカ、トウモロコシ、サツマイモ、カボチャ、ピーマンなどがあります。雨が少ない地帯に生育するため、乾燥に適応した根や葉の形状を持っています。日本で栽培する場合は春に播種あるいは定植し、夏~秋に収穫します。南アフリカの砂漠を原産地とするスイカは、他のウリ類と異なり、深い位置に根を伸ばします。このため、スイカは根を深く伸ばすことのできる砂質の土壌が適地になります。中央アメリカの乾燥した痩せ地を原産とするサツマイモは、有機物の多い肥沃な土壌を嫌います。スイカと同じように砂質土壌を好むため、四国の鳴門や坂出で高品質のサツマイモが生産されます。

 

土壌改良の効果が実感できる竹酢液は、国産の竹の原料の産地がきちんと表示されていて、炭になる製法がきちんと説明されている商品です。

家庭菜園で堆肥として使用するミミズ堆肥は有機特殊肥料として注目されています。

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