家庭菜園の土 5

家庭菜園の土   5

土の化学性 2

腐植

野菜作りについて学びはじめると「腐植」という言葉が出てきます。腐植とは、土の中の有機物の事です。金属などが変質する「腐食」とは異なります。土壌中で動植物などを由来とする有機物が不完全に分解されている状態です。腐植は、分解されて無機化しやすい易分解性腐植(栄養腐植)と、ほとんど変化しない安定腐植(耐久腐植)に分けられます。家庭菜園で大切なのは栄養腐植です。栄養腐植は、水と温度を加え、微生物活性を高めると分解されて無機化し、栄養分が出てきます。この栄養分は窒素が多いです。一方、安定腐植は、水や温度を加え、微生物活性を高めて分解されずに残ります。安定腐植は、黒ボク土に多く含まれていますが、作物の栄養源としてはあまり価値はありません。

養分保持力

家庭菜園の土は栄養分豊富で肥沃であってほしいのですが、それを図るには「陽イオン」というものを使用します。無機物が、植物の栄養分であることから、無機物はプラス電荷(陽イオン)を持っています。そのため、陽イオンを多くひきつけることが可能な土壌は、栄養分の保持力が高く肥沃な土壌ということになります。無機物のうち、カルシウム、マグネシウムは原子1つに2つの陽イオンを持っています。また、カリウム、アンモニウムは1つの陽イオンを持っています。陽イオンを吸着する力があるのはマイナスに荷電している物質で、土壌中の粘土鉱物や腐植がそれにあたります。陽イオンを吸着できる量を陽イオン交換容量といい、養分保持力とも言います。養分保持力が大きいほど、栄養分を吸着する力が強く、多くの養分を保持できます。陽イオン交換容量は乾土100gあたりのmg当量で示します。値が大きいほど多くの陽イオンを吸着します。養分保持力の高いのは、モンモリロナイトやバーミキュライトといった粘土鉱物です。こうした、粘土鉱物が多く含まれる土壌では、栄養分が流されにくいので、肥沃な土壌になります。腐植の多い土壌も、栄養分を保持できるので肥沃な土壌になります。したがって、家庭菜園を肥沃な土壌にするためには、陽イオン交換容量が高く、手軽に手に入る物質を施用するといいでしょう。一般的なのは、バーミキュライトで土壌改良材として販売されています。

 

 

土壌改良の効果が実感できる竹酢液は、国産の竹の原料の産地がきちんと表示されていて、炭になる製法がきちんと説明されている商品です。

家庭菜園で堆肥として使用するミミズ堆肥は有機特殊肥料として注目されています。

 

 

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