家庭菜園の土 4

家庭菜園の土  4

土の化学性

家庭菜園の土には、(「肥えている」「痩せている」等の表現をすることがあります。こうした土壌の性質の指標が、土の「化学性」です。土の化学性を決める要素には、粘土鉱物や腐食の含量、養分保持力、酸度、五大栄養素や微量要素の含量があげられます。これらがバランスよく混合することが「肥えた土」になります。

粘土鉱物

岩石が風化してその成分がバラバラになり、それにさまざまな自然環境が作用すると、元の岩石とは異なる配列の結晶が生成されます。これが粘土鉱物です。粘土鉱物は肥料成分が逃げないように電気的に吸着したり、土壌粒子を結合して団粒構造を作ったりするなどの役目があります。粘土鉱物にはさまざまな構造があります。日本では、火山灰土以外の土壌に含まれる粘土鉱物のほとんどがカオリナイトと呼ばれるもので、アルミニウムとケイ酸が1:1の割合でつながっています。カオリナイトは肥料成分を吸着する力が小さく、野菜作りをする場合は、有機物を施用する必要があります。火山灰土に含まれる粘土鉱物としては、アロフェンがあります。黒ボク土に多く含まれていて、アロフェンを多く含む土壌は肥料成分を集めやすく、リン酸を保持する力が強いという特徴があります。

主な粘土鉱物と特徴

1)カオリナイト

アルミニウムとケイ酸が1:1の割合で、日本の火山灰度に含まれる粘土鉱物はほとんどがカオリナイト群です。肥料成分を吸着する能力は粘土鉱物のなかでも低く、カオリナイト群が粘土鉱物の主である土壌は生産性が低いです。

2)モンモリロナイト

アルミニウムとケイ酸が1:2の割合の構造です。肥料成分を吸着する能力は高く、生産性の高い土壌と言われています。

3)黒雲母

アルミニウムとケイ酸が1:2の割合の構造で、カリウムを間にはさんで層状になっています。黒雲母は風化しやすく、風化に伴ってカリウムを放出して水と入れかわります。花崗岩や泥岩起源の接触変成岩に多く含まれています。

4)白雲母・イライト

アルミニウムとケイ酸が1:2の割合です。肥料成分を吸着する能力は粘土鉱物のなかではカオリナイトの次に低く、シャモサイトが粘土鉱物の主体である土壌は生産性が低いと言われています。

5)アロフェン

火山灰度に多く含まれる、非結晶の粘土鉱物です。日本に多く存在する黒ボク土に多く含まれています。肥料成分を吸着する量は多いのですが、吸着する力が弱く、特にアンモニアとカリウムはほとんど吸着できません。

6)バーミキュライト

非結晶性の粘土鉱物で、上記の黒雲母を主成分とする蛭石に熱を加えて膨張させて者です。肥料成分を吸着する能力は粘土鉱物の中で最も高く、土壌改良資材として利用されます。

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