家庭菜園の土 3

家庭菜園の土  3

土の物理性

家庭菜園の土には、硬いものもあれば、やわらかいものもあります。水はけのいい土もあれば、水持ちのいい土もあります。こうした性質を「土の物理性」といいます。土の物理性を決める要件は多いですが、「固相率、空気率、水分率」「土壌水分張力」「土壌構造」の3つが重要です。

固相率、空気率、水分率

土の固体の部分を固相といいます。固相と固相の間に隙間 孔隙(こうげき)

があり、この部分に空気(気相)と水(水相)が入っています。それぞれの率を固相率、空気率、水分率といいます。三相の理想的な比率は、固相率:空気率:水分率=5:2:3あるいは5:3:2と言われていて、いずれも固相と孔隙(こうげき)が1:1の半々です。

固相と孔隙(こうげき)が1:1の土はやわらかく、ふかふかになります。

固相率が50%以上になると、硬い土になり作物の根伸びが悪くなります。

土壌の水分張力

固相と固相の間の隙間 孔隙(こうげき)に入っている水分は、固相に吸着して結びついています。水が固相に結びつく力は、土壌水分張力(PF)で示されます。水分が土壌に全くない絶対乾燥状態が「7」でこれ以上水が吸着できないという飽和状態が「0」です。土の湿り気を示す数字ということです。乾燥状態の7では、水分は土壌にないので、植物は水を利用できません。逆に、

固相にしっかり吸着した水分も、植物は利用できません。植物が利用できるのは、固相に保たれていて、固相に吸着しすぎてない水です。これを「毛管水」といいます。毛管水が存在している土壌のPFは1.8~3.8でこのくらいの数値が、やわらかく、適度な湿り気の土と言えます。野菜は種類や生育のステージによって、水を吸収できる力が異なります。このため、毛管水であっても、すべての野菜が利用できるとは限りません。例えば、トマトの場合、生育初期は水を吸収する力が大きいですが、収穫期になると小さくなります。また、秋キュウリは夏キュウリよりも吸水力が大きいです。

PFの上限が2.0の野菜 夏キュウリ、トマト収穫期、イチゴ

PFの上限が2.2の野菜 ショウガ

PFの上限が2.5の野菜 秋キュウリ、トマト生育初期、セルリー、サトイモ

土壌構造

作物が良く育つ理想の土とは、適度に水はけが良く、適度に水もちも良いという相反する2つの条件を満たす土壌です。その条件を満たすには、土壌を構成する粒子の配列が重要になります。土の中の粒子の配列を土壌構造と言い、主に「単粒構造」と「団粒構造」があります。単粒構造は、土壌粒子がきれいに整列している状態で、粒子と粒子の隙間(孔隙)(こうげき)が少なくなっています。(孔隙)(こうげき)が少ない土は、養分や養分をためにくいので、野菜作りには適しません。家庭菜園に向いている土は、土の粒子が強く結合して粒状に固まった団粒構造です。団粒構造になると(孔隙)(こうげき)が増加するので、固相率が小さくなり、水はけや水持ちが適度で、根も伸びやすく、野菜づくりに適した状態になります。団粒構造を発達させるには、堆肥を施用することで、土壌内の有機物を増やすことです。有機物が微生物に分解される過程で団粒が形成されていくからです。このことから、有機物の施用が土づくりには大切な要素となります。砂のような土は、水はけがよくても水もちが悪いです、粘土のような土は、水もちが良くても水はけが悪いです。どちらも家庭菜園には向きません。家庭菜園に適している土壌は、水持ちと水刷毛の両方に優れた土が適しています。

 

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家庭菜園で堆肥として使用するミミズ堆肥は有機特殊肥料として注目されています。

 

 

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